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とても根気のいることですが、私たちの使命として取り組んでいます。技術営業部 次長 洲鎌光太郎(1994年入社 沖縄県立小禄高等学校出身)

海が近い環境で育ち、遊び場はほとんど海でした。実家は海洋土木工事業を営んでおり、その影響もあって、私自身も『海に係る仕事に就きたい』と思うようになりました。中でも特に潜水士になりたいと思い就職活動をしていたところ、アジア海洋という会社を知りました。その時に潜水を極めるならこの会社しかないという『直感力』がうずきました。

入社してからは潜水士として様々な現場に行きました。十数年程前の話で私が20代前半、海外で現場作業に従事していた際に初めて空気以外の気体を吸引して潜水をおこないました。深い水深で潜水する場合、一定の水深を超える時に呼吸ガスを「空気」からヘリウムと酸素のみを使用した「混合ガス」へ切り替えます。切り替わった瞬間にドナルドダックボイスのような声に変わり、今まで聞いたことがない自分自身の声に驚きました。同時にあまりの高い声に、少し笑ってしまったのを覚えています。また、潜水作業を終えた後の減圧時間が非常に長いことにも驚きでした。自分の知らないさまざまな潜水方法があるのだと感心し、一生『潜水士』で生きようと思ったものです。しかし、現在は営業職を担当しています。

営業では主に国内工事を担当しています。部内には、直接お客様と係る者が4名おりますが、その全員が潜水士でもあります。お客さんから頂いた引合い案件を皆で意見交換し検討を行うと、たまに時間を忘れてしまうことがあります。裏を返せば仕事に集中できる職場環境です。

営業の面白味はなんといっても『人』との関わりです。直接お客様の声を聴くことができますし、また当社だけでは完結できない作業もある為、同業者や関連業者の方々と接する機会もあります。優れた方々と出会う機会も多く、話を聞いているだけでも勉強になります。たくさんの出会いを通して自分自身を磨くことができる、それが営業としての魅力、醍醐味だと思います。

水中での作業を生業にしている上で一番大切な事は安全です。小さなトラブルでも生死に係る事態になることがあります。そのような事が起きないように当社の機材はバックアップ機能が充実しており、作業に従事する者も訓練されています。その分、少々コストがかかります。水中という一般的には馴染のない特殊な作業環境であるのが要因で、お客様によっては安全に対する当社の考え方をなかなか理解していただけない場合があります。また、誤った理解をしてしまうと重大な災害に繋がる恐れがあります。なので、潜水作業の説明をおこなう際には当社の安全に対する考えも丁寧に説明しています。とても根気のいることですが、私たちの使命として取り組んでいます。

アジア海洋には40年を超える技術の蓄積があり、教育や施設も充実しています。各個人の技術力は世界を見渡しても引けを取りません。また、当社は水中機械を独自に開発・製造しています。私の目標は当社で培ってきた潜水技術や技術開発力を武器に、今まで当社が携わっていない新しい分野へ進出することです。当社のようなスタイルで自然を相手にモノ造りをする喜びを味わえる仕事はなかなか無いのではないでしょうか。

洲鎌光太郎
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