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海の現場では予期せぬことばかり。仕事に刺激を求める人には最適です。潜水技術部 課長 密本尚寛(1999年入社 山梨大学工学部出身)

海のない岐阜県の出身で、大学ではワインの研究をしていました。でも、小さなころから水遊びが大好きで、大学時代はダイビングが趣味。就職するなら絶対、海に関わる仕事と決めていました。

アジア海洋の社員は、配属先がどこであれ全員が潜水技術を学びます。基礎研修では、プールでの潜水訓練から始まり、海での潜水訓練、実際の現場で海洋工事とはどんなものかを直接見て学んでいきます。ステップアップ研修では徐々にフィールドを広げ、さまざまな社外講習、さらにはシンガポール、イギリス等で海外研修も受けて世界の海で経験を積んでいきます。自分はダイビングの経験がありましたが、同期入社の中には未経験者もいました。それでも先輩社員の指導についていくうち、簡単な潜水作業ならできるようになっていきました。大学卒の新入社員は必ずしも潜水士として働くというわけではないのですが、ROV運用にしろ、潜水技術部にしろ、実際の潜水を体験しておけば現場の状況を想像することができる。大変かもしれませんが、この研修は必ず役立ちます。

以前所属していた部署では、水深100~200mで最長4週間連続して作業できる飽和潜水システムを製作・運用・メンテナンスするのが主な仕事です。飽和潜水作業中は、ダイバーの生命維持に必要な環境ガス(ヘリウム・酸素・二酸化炭素など)のコントロールや機械の安全な運用が最も重要です。ですから、油圧・電気といった機械についての幅広い知識も求められます。飽和潜水システムが搭載される船の上には、潜水チームが約20名その他に船員・溶接工・測量士等さまざまな職種の人々がいて、協力して仕事を進めていきます。現場では常に予期せぬ事態の連続で、気が休まる暇はありません。気候、海の状況、また働くスタッフの気質も日本・東南アジア・中東では全然違います。ですから、仕事に刺激を求める人には理想的な職場ではないでしょうか。

潜水作業は水中という特殊な環境で行う仕事であるため、特に海外では使用する潜水機器や作業方法、各作業員の資格についても厳しい基準が求められます。現在私が所属する品質管理部は、日々更新されていく潜水にまつわる情報(潜水機器、規則、医学等)を取り入れて更新し、常に安全に効率よく作業できるような環境を作っていくことが主な仕事です。顧客に対して安心・信頼できるサービスを提供するためにはまずは顧客が求める最低限の要求を私たちが満たしていることが第一です。これからも社員の安全に努め、より安全に効率の良い作業に従事していきます。

密本尚寛
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