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大変でしたが、物凄い達成感があったのを覚えています。潜水工事部 川向和明(2014年入社 岩手県立種市高等学校出身)

私は、父が潜水士だったことと、海を目の前に育ったということもあり、日頃から海に慣れ親しんでいたので、「潜水」に興味を持つことはごく自然な流れでした。潜水士としての基礎知識や技術を学べる高校の海洋開発科に入学し、在学中に国家資格である潜水士の資格を取得しました。就職先を探していた頃、先生に紹介されたのがアジア海洋です。近くにアジア海洋の元社員の方がいたこともあり、話を伺ったところ自分の想像以上のスケールで潜水作業をしていることを知り、不安に思った反面、通常の潜水士という業種の中でもなかなか体験できない環境で作業をしていることに魅力を感じたのがきっかけで入社しました。

入社してから3か月間はプール研修や座学、その後の9か月間の現場研修ではたくさんの現場で経験を積み、陸上での準備作業や潜水作業の基礎を学びます。この研修期間中に不安要素を解消するコツをつかむことによって、2年目からの実際の作業もある程度、理解しやすくなります。

現在、国内の備蓄基地やダム、港湾を中心に潜水業務を行っています。備蓄基地での作業は海底構造物の定期点検や水中写真撮影などをし、ダムではスクリーンと呼ばれるフィルター機能を持つ構造物の補修やその他メンテナンス業務を行っています。そして港湾では海底に敷設してあるパイプラインの点検調査やトラブル発生時の応急処置等の工事を行っています。現場によって水質、深度、作業内容などが違い現場ごとに使用機材も変わってくるので様々な機材に触れ、いろいろな技術を身に付けることができますし、作業の幅も増えていきます。また日本では空気潜水が主流ですので、作業時間に比例して減圧時間も増え、作業時間が制限されてしまいます。しかし、決められた時間内で求められる以上の作業を意識して潜水することによって潜水士としてのスキルも向上してきます。また20代の社員も多く意見を出し合いながら切磋琢磨し、仕事が終わればご飯やお酒を飲みに行き、リフレッシュしています。 弊社が赴く備蓄基地やダム等の現場は全国各地にあります。時期も様々で移動中や現場で四季折々の自然や食べ物が楽しめます。季節や環境の変化を目に見えて体感できますし、自然に触れることによって仕事へのモチベーションアップにも繋がります。

入社して3年が経った頃に海外のプロジェクトにも興味を持つようになりました。入社するきっかけとなった「業種の中でもなかなか体験できない環境」での作業です。準備からの作業だったのですが、今まで経験したことのない作業機材を見ても、なんとなくだけで具体的なイメージが持てず、現場が始まってから使い方を知るという機材が多くありました。現場の雰囲気も日本とは違い、作業の流れを止めない為にダイバーや作業員たちがひとつの作業に集中する様子は圧巻でした。慣れないことばかりで大変でしたが、終われば物凄い達成感があったのを覚えています。日本ではなかなか体験できない仕事がしたい方、海外で仕事がしたい方におすすめです。

川向和明
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